上級編/ ライフナンバーの法則
ライフナンバー占いの各ナンバーのコーナーでは、おおまかにそれぞれのキャラクターを解説していますが、どのナンバーも基本的に大きく分けて大体2タイプあらわれ、他に星座とのコンビネーションによる決まった法則、異性の親のナンバーと自分のナンバーのコンビネーションによる法則などがあって、さらにいくつものタイプに枝分かれしてゆきます。
ここではさらに詳しく占いを追求したい人のために、いくつかの法則をお教えします。
●サイクル・ナンバーについて
異性の親と、自分のライフナンバーを使い、ライフナンバーと同じ方法で算出(両方の数で9を作って、残った数。0なら9、10なら1になります)した数を、天輪数といい、輪廻という設定にもとづいて、その人が輪廻の輪のどのあたりにいるかを判定します。
実は「天輪数」という漢字が正しいのかどうか、わたしには定かでありません。「ライフナンバーとは何ぞや」で書きました通り、占い師さんから霊数占いのさわりを教えてもらったのは、口頭だったからです。そこでライフナンバー占いでは、この数を「サイクル・ナンバー」と呼ぶことにしました。
上の、ビリヤード玉のカットを見てください。これが輪廻の輪の配置です。9と1が最上位で、5が最下位、そして向かい合って、シルエットでつながっている数同士がそれぞれ2、3、4位で同位置です。同位置の数同士、ライフナンバーの算出法で、合わせて10になる数同士は常に対照であると同時に同位となります。
この配置は、ナンバー同士の相性を見るときにも使う、基本的なものです。
サイクル・ナンバーでは、ひとりの人が生まれ変わりながら、1から9までの数を順番にぐるぐる回っていると仮定しています。
最下位の5が一番たいへんな人生、最上位の1または9が、一番安楽な人生、という設定です。
最下位、最上位と言っても、結果的にいい人生か悪い人生かの差ではなく、障害や、外部からのサポートの、多い少ないなどの違いとなります。一般に、数が上位に行くほど、人間関係や環境に恵まれ、下位に行くほど条件がきびしくなってきます。
特にサイクル・ナンバー5の出方は顕著で、どんなライフナンバーの人でも(一般的に明るいイメージのでさえ)、ダークで枯れたようなイメージの容貌を持ち、「他人をあてにできない」ようなかなり厳しい人間関係を背負います。しかし忍耐があって仕事運が強く、大きなことをなしとげる人もいます。また「ひとりでも生きていけるように」、タナボタ的に金銭や住居などに恵まれる傾向もあるようです。
反対に、上位のサイクル・ナンバー1は、どんなライフナンバーの人でも明るい感じのイメージで、特に人生の前半、人間関係や環境に恵まれます。ただ、何もしないでも思うように事が運んでしまうので、のほほんとしているうちに、人生後半でそれこそ何もかも失ってしまうといったパターンもあるようです。
サイクル・ナンバー2から4は、下位に近づくほど外向的になります。プレッシャーも徐々に強まり、人間関係などの悩みが増えてくるサイクル・ナンバー4では、不安げな落ち着きのない、おしゃべりなキャラクターとなって、宗教、占いなどにも縁が深くなります。人間関係の希薄なサイクル・ナンバー5以降、最上位に向かって昇ってゆくサイクル・ナンバー6から9は、比較的落ち着いた、孤独に強い独立的なキャラクターが多いようです。
●他のナンバーとの相性について
相性の見方には簡単な法則があるようです。
まず上のサイクル・ナンバーと同じように、相手と自分のライフナンバーを使い、ライフナンバーと同じ方法で一桁の数字を出してください。基本的な解釈は以下の通りです。
○<10になるナンバー同士>
上のビリヤード玉のカットの、向かい合ってシルエットでつながっている、同位の数同士の組み合わせ。
ふたつ合わさったときに大きな力を出す、大吉の相性だが、相性そのものは逆にいいとは言えず、お互いに共通点がなく、理解しにくく、嫌いになる率の高い数同士。
ライフナンバー占いの考え方では、どのナンバーも前世と同じ分野が得意な反面、前世とまったく違ったものを学ぶことで、自分を大きく成長させる。
例えば「自我」を表すライフナンバーは、自分を光り輝かせる数だが、「すべて」を表すのように、あらゆる事象、あらゆる人間に注目することでさらに大きくなり、逆には「ひとつのこと」に集中することで成功、また「幸福だった」は「不幸」を体験することで、同位の「不幸だった」は逆に「幸福」を学ぶことで運を開く、といったように対照的なナンバーの要素が開運の鍵となる。
○<5になるナンバー同士>
「10になるナンバー同士」とまったく逆で、相性はとてもいいのに、力を限定する組み合わせ。合わせて5になるナンバー同士のライフナンバーと、と、となどの組み合わせは、前世と同じ構図を作り、そのため居心地がいいかわりに、成長することができない組み合わせとなる。またこの組み合わせは、自分たちだけで固まりがちで、外部への広がりがないのも特徴。このコンビネーションで具体的に悪いことがあるわけではないが、幸せすぎるのが災いする、といったところ。
○<2になるナンバー同士>
たいへん仲良くなるが、内面は独立した関係。単なるすれ違いで終わることも。
○<3になるナンバー同士>
フレキシブルで融通の利く関係。目先の変わった相手。
○<4になるナンバー同士>
とても仲良くなるか、敵になるか、極端な関係。
○<6になるナンバー同士>
一定の距離をおいて、クールに付きあうと、よりうまくいく関係。
○<7になるナンバー同士>
いっしょに遊んで、息抜きのできる相手。
○<8になるナンバー同士>
同じ目的で団結する関係。ビジネスに吉。
○<9になるナンバー同士>
業の深い組み合わせ。悲劇に終わっても、収穫は大きい。厳しい運命で結束することも。
●前後のナンバーの影響
ライフナンバーは、どのナンバーも、前か後ろのナンバーの影響を受けるようです(ナンバーはカレンダーに添って・・・と並んでいます)。
もしあなたがライフナンバーで、正午を境に前日寄りに生まれていたらライフナンバーの影響を、翌日寄りに生まれていればライフナンバーの特徴を兼ね備えることになります。この占いだと、それが前世のそのまた前世という解釈です。
時々、ほぼ正午に生まれた人がいますが、その場合は、前々世も前世と同じポジションという解釈になって、本人のナンバーの特徴が倍加されます。
それと、月初めの1日生まれで出生時間が前日寄りだった人、または最月末に生まれて出生時間が翌月寄りだった人は、隣り合った数以外のライフナンバーの特徴を備えることがあり、その場合は、他の同じナンバーの人に比べて、やや変わり種といったキャラクターとなります。
●歴史的背景による違い
ライフナンバーは前世がベースの判断ということで、歴史の違う国によって、キャラクターの出方も違ってくるようです。
例えば「ハーフなど、ふたつの違った価値観の間で板挟みに会った人」とされるライフナンバーの場合、西洋の人だと、「外国に居住する人」が目立ちますが、日本人にはそういう傾向はないようです。
鎖国の歴史の長かった日本の場合、前世がハーフの人よりも、対立した家族やコミュニティの間に生まれた人などの場合が多いという仮定となります。
●星座とのコンビネーション
星座とライフナンバーのコンビネーションによる法則は複雑でフレキシブルです。観察では、特定のライフナンバーの個性が強調される星座、ポジティブ・ネガティブな面の出やすい星座などが確認されていますが、男女の別や血液型、サイクル・ナンバーなどでまったく正反対の出方をする組み合わせもあり、本気でチャート化すると、最高7776のパターンが出現する計算になります。
基本となるのは、それぞれのナンバーと一致するホロスコープ上のカスプです。カスプの意味するところは、そのナンバーの人生を大きく左右するポイントともなります。カスプの意味と、カスプをつかさどる星座を、以下にヒントとして記しておきます。
/自分、本質/牡羊座
/物質、お金/牡牛座
/知識、国内/双子座
/家族、晩年/蟹座
/恋愛、投機/獅子座
/仕事、奉仕/乙女座
/結婚、契約/天秤座
/性、死/蠍座
/哲学、外国/射手座
テキスト完成/1999年5月1日
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