【初日!! コンサート後、規制退場時に判明した残酷な事実!! 】
STONES公演初日だというのに、私はまだ福岡にいた。
公演のために休みが続くので、気を使って昼まで仕事をしてからの出発というスケジュールをたてていたため、午前中は会社に顔を出して仕事をしていた。それが裏目となり(?)、ギリギリまで切羽詰まった作業が続き、飛行機に間に合わないのでは…という状況までになっていた。校正による修正作業が続き、途中でホッポリ出して行くわけにいかない雰囲気になってしまい、冷や汗ものでした。でも、ギリギリにメドがたち、1時30分過ぎに退社。2時過ぎの飛行機にギリギリのタイミングで空港に到着することができた。荷物は友達が空港まで持って行ってくれていたので、私は身体ひとつで向かった。
なんせ、私の荷物は大きいのだ。海外旅行にでも行くつもり? と言われそうなくらい大きかった。旅行の荷物はいつも多くなってしまうのだが、今回はさらに輪をかけて多かった。
空港で友人に会い、荷物を受け取り、なだれ込むようにチェックインする。
友人は見送りのために来てくれたのだが、話す時間もなく分かれた。
指定座席に座ると、気分はSTONES公演。もうすぐSTONESの演奏が聴けると思うと、顔がニッコリ笑ってしまう。
頭の中で、空港からの行動をシミュレーションし、万全の初日を迎えるべく不備のないよう心を引き締めた。
ホテルは品川駅の近くをとっていたので、空港から一目散にホテルへ。チェックインして部屋へ。それから何本かの電話をする。シミュレーションでは、次に荷物の整理をするという感じだったが、とんでもない、5時半をかなり回っていたのでドームへむかうことにする。チケットを確認し、いざドームへ。
品川駅から乗り換えながら水道橋へ到着。6時30分をかなり過ぎていた。「1曲目に間に合わないのでは (- -; 」という不安がチラつく中、私は必死でドームの中に入った。アリーナについた途端、BGMが大きくなり、いよいよ…の雰囲気で盛り上がってきた。今日はB14 。
初日から、まずまずの席だ。右側前方に進みながら、係員にチケットを見せると、「この先の、ず〜っと前のほうです」と指さされた方に歩いていくと、チラっと柵にBと書かれた文字が見えたような気がした。ブロックとブロックの境にあたるステージに平行した通路から2列目に2席分の空席があった。と思ったら客席が真っ暗に。私は慌てて座席に目を近づけると、自分の番号らしき番号だったので、そこに陣取った。あたりを見ても他に空席はなさそうだし、間違いなさそうだ。それよりも、ステージは大音響とともにキースのイントロが始まった。
鳥肌ぁ〜!!!!! 「わぁ」「わぁ」「わぁ」「わぁ」「わぁ」「わぁ」「わぁ」
声にならない声で、キースを、ミックを、ロニーを、チャーリーを迎えた。
あとは、鳥肌、涙、感動、興奮、感嘆の繰り返し。
STONES、凄い!!!!!!
いつのまにか「ミック」とつぶやきながらミックだけに目がいっていました。3年振りのミックは、STONESは、やはり最高ぉでした!!!!!
アンコールが終わるまでSTONESは客席に攻撃を仕掛け続けた。STONES、凄いよ。 (; ;) 感動
客電がつき明るくなったとこで、私は初めて席に座った。明るいところでステージを見直しながら、感動をかみしめていた。アナウンスで「規制退場のお願い」が流れていた。Cから退場するらしい。私はBだから、暫く休める。鞄の中からセンスを出し、一息つく。
「ではCブロックの方、退場してください」のアナウンスが流れた。
次の瞬間、私の周辺の人達が一斉に立ち上がり移動しはじめたのだ。「え…」私は、息を飲み、座席の番号を見直すと「C-○○○」と書かれているではないか。しかもCの文字は数字よりも小さく薄くプリントされていた。私は違う席で見ていたのだ。しかも、自分の席より後ろで!!! (- -;;;;;;;;
多分、真っ青な顔をしていたと思う。何が何だかわからない。大ショック。
私は短時間で天国と地獄の気分を味わった。
この後、24番ゲートで、STONECRAZYのMOROJIさんやBridges To Babylon Tourist Loungeのシマさんたちと初体面した。
文字でしか知らなかった人達に、こうやって会えたのは、不思議な感覚でした。みなさん、今日のステージの興奮を輪になって語り合っていました。
とうとうSTONES公演が始まったんだなぁ…と改めて実感しました。
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それから、3年前のLONDON公演で偶然一緒に見ていたS山さんとも再開するというおまけもあった。S山さんとはLONDON公演のとき偶然会いSTONES体験をし、次の日(?)ピカデリー・サーカスの駅付近でも偶然会い、タワ-レコードとオックスフォードストリート付近のレアなショップまでお供していた人なのです。
でも、本日の公演での座席間違いショックもあり、私は支離滅裂だったと思う。友人との約束もあり、14日、再び24番ゲートに顔を出す約束をして挨拶もそこそこに分かれた。
STONES公演初日から、天国と地獄を味わうとは。
しかし、もう1度、その天国と地獄を味わうなんて、そのときは思ってもいなかった。
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