【マコちゃんとシーナにご挨拶 】
STONESに関しては、私事ながらかなり幸運の持ち主だと思う。過去来日するたびに神業としか思えない出来事が起こり〔Dreams come true〕を体験で教えてくれたSTONES だが、その運もまだ続いている。「今日もMICKに会えるといいな」と期待を胸に、ドームに行く前にホテルに立ち寄ってみることにした。
今日はサングラスの彼女やブーチャンズの顔はない。他のファンらしき人もいないようだ。外に追い出されているのでしょうか?
ロビー真ん中のソファでくつろいでいると、知り合いのSTONESスタッフの人が偶然ロビーに降りてきた。
前回のツアーのときSTONESコレクションや部屋の写真・STONES関連活動資料等を持参し【こんなにファンなんですアピール・グッズ】を持参していた私だが、それを見てくれたSTONESスタッフの人が私の熱意を気に入ってくれたのだ。今回、まだ会っていなかったのでお互い再会を喜びあった。
「あいかわらず、CRAZY FANかい?」みたいなギョっとする挨拶を言う彼だったが、これは私たちの間のお決まり事だった。
私が【こんなにファンなんですアピール・グッズ】を見せながら…あれこれ話す(もちろん、超幼稚な英語です)たびに、彼は信じられないという感じで私のことを「おまえはCRAZY FANだ」と言うようになったのです。
久しぶりにその言葉を聞いて「おふ・こ〜す」と言い返し、今回のアピール資料を見せることにした。ホームページをプリントアウトしたものをまとめたもので、それを見た彼は大変関心してくれた様子。「これをMICKに見せるのが夢だ」と言うと笑ってた。
さらに私とSTONESスタッフはデジカメの話しで盛り上がる(といっても、超幼稚な英語で…)。彼は私のデジカメに興味を持ち、メーカーだの価格だのmemoを始めた。
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STONESスタッフの人と別れた後、入れ違うように『THE SHEENA &THE ROKKETS』のマコちゃんとシーナ、そしてマネージャの西山さんが正面から入ってきた。
マコちゃんたちとは3月1日に福岡で開かれた伝説ライブ(KBC九州朝日放送創立45周年記念&岸川ディレクターの還暦祝)以来だ。
直立不動で挨拶する私に「おう! 来とったね。」とマコちゃん。シーナはニコニコ顔だ。さっそくデジカメで撮影(左写真)。
ご存じのとおりマコちゃんたちは日本を代表するSTONESの大ファン。そんなマコちゃんを通してSTONESの素晴しさを知った私としては、こういう瞬間は2重の喜びでもあるわけです。しかも、マコちゃんやシーナからとっておきのSTONESに関する体験話し等を勿体なくも聞けたりするときもあり、ファン冥利につきるというもの。
「東京と大阪、全部行くと?」と聞かれ「はい!」
「鮎川さんたちは?」と尋ねると、今回は初日と最終日のチケットだけをとったと言う。
というのも、VOODOO LOUNGE JAPAN TOURを全部見たときに、それはそれで最高だったのだが感激という意味で薄れていく感じがあったので、今回は回数を減らしてみたらしい。
鮎川さんの話しに私は大きく頷いた。STONESの公演は毎回素晴しいショーで感動を与えてくれるには違いないが、初日の鳥肌感は、やはり初日だけのもの。
鳥肌感をもう一度求めるために回数を減らしてみるなんて、マコちゃん達らしいと思います。
暫くお話しした後、マコちゃんたちはティー・ラウンジに入って行った。私は西山さんとロビーのソファーに座り、もう一度シーナ達を見るために振り替えると、たくさんのファンに囲まれてサインをせがまれていた。(あの人達、どこにいたの?)
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西山さんは今日STONESを見にいくらしい。着ているジャケットを開いて、笑いながらSTONESのロゴの入ったトレーナーを見せてくれた。
私たちはサンハウスやシナロケの話しをしながら時間を過ごしていると、ツアー・スタッフの人達が続々とドームへ出発しはじめた。時計を見ると3時過ぎ。その後、チャック・リーヴェルやバーナードたちもロビーに集合し、次々に出発。さぁ、メンバーか…と思ったがその気配無し。
「STONESのメンバーは、ここから出ないんじゃない」と西山さんはおしゃっていたが、私は微かな可能性を期待していた。
しかし、メンバー以外の人達が出発した後のロビーは閑散としているだけ。でも、誰もいなくなったロビーに再びマコちゃんたちが戻ってきた。
私は西山さんをソファに残して (^ ^; シーナにかけより「さっきチャック・リーヴェルたちが出発しましたよ。」と言うと、「ミックは?(笑)」とシーナ。「メンバーはロビーからは出ないみたいですよ」と話していると、新聞を持った黒人がエレベータ・ホールの方からゆっくり登場。シーナと私は「あっ!」と驚いた。そう、彼はミック・ジャガー専属のセキュリティなのです。「彼が来たということはミックが来るかもね。」とシーナが低い声で言い、私たちはセキュリティの動きに注目した。しかし、新聞を持った彼は、ロビーの様子をチラチラと伺いながら、またエレベータ・ホールのほうへと消えてしましました。「ロビーの様子をチェックしに来たんですよ。もしかしたら、ここから外出するかもしれませんね」と、私は(おこがましくも)シーナと盛り上がった。
すると何処かで見たことのある白人のSTONESのスタッフらしき人が、わずか10cmしかない私とシーナの間に割り込むように入ってきて、通りすがりにシーナに「Hi!!」と言うではないか。大胆なナンパです。近くにマコちゃんがいるというのに!! 彼は不自然なほど何度も私たちの近くを通り、シーナにアイコンタクトしていた。私が「大胆なナンパですねぇ」と言うとシーナは笑いとばした。
と、私たちは約束していたかのように「ミックは?」と言いながらロビーを見た。そう、大胆なナンパに気をとられている間にミックがロビーを通過したのではなかろか?!
オロオロしている私の目の中に、冷静にソファーに座っている西山さんの姿が入った。「西山さんが落ちついてますから、通っていないでしょう」と言うとシーナは笑った。
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マコちゃん&シーナと別れた後、私は充実した気持ちでドームへ向かいました。
今日は、A4。頑張りましょう!!!!
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