ビデオは日本でも見かけるが、LDは珍しいかもしれない... ご存じ、"SYMPATHY FOR THE DEVIL"の録音風景と当時監督の奥さんを起用しての前衛風意味不明のインタビュー画面等が挿入された、不思議なドキュメンタリー。 ファンとしては、STONESの画面だけを切り貼りして欲しいところだが、意味不明の部分こそJean-Luc Godardらしいところなので、仕方がない。 しかし、"SYMPATHY FOR THE DEVIL"の録音風景が記録として残ることになった、この作品の意味は大きい。曲がスタジオに持ち込まれ、仕上がっていく様を、まさにスタジオで一緒に体験したかのごとく、目撃!! できるわけだから…。 このときの、ブライアンは演奏もままならず、ギターのラインは外されていたことは有名である。それでも、ミックがギター・リフを教える風景や、キースに煙草をもらう様子もあり、まだカメラの前での体裁は保たれていたようだ。(しかし、声をかけるブライアンをシカトするミックの姿も、しっかり収まっている)
ブライアンが懸命にギター・リフを弾く姿が悲しい。
|