協力のお願い
サークル・リーダー、ファンサイト管理者の方へ


現在社会問題となりつつあるホモパロディに関連して、みなさんに協力をお願いいたします。

ホモパロディは、ご存知のように現在大きなムーブメントとなっています。このパロディは、著作権法において違法であり、過剰な描写のものは著作権を抜きにしても検挙の可能性を含みます。
しかしながら、大きな利益を生むと考えられているこのムーブメントは出版社、編集者、漫画家によっても黙認、場合によっては奨励される傾向があり、結果としてパロディを制作する人々の、著作権に関する認識も薄弱になっているようです。
しかしいったん読者が検挙された場合、黙認していた出版社や作家がこれらの責任を負うことはありません。

また現在の氾濫が、70年代には予想不能だったことから考えて、現状がさらに深刻になることは容易に予想されます。
「ソフトな描写なら検挙されることはない」と考えて活動していても、それがさらに過激なパロディを誘発する可能性は非常に大きいと言えます。

またこういったパロディのさらなる加熱は、読者発行物などが検挙などの対象となった場合の出版社自粛による連載の停止または中止、裁判期間中の執筆の停止、作品描写の制限といった作品の制作・発表への影響も考えられ、結果として読者への作品供給が長期にわたって滞る可能性があります。

こういったムーブメントへの責任、作品の制作・発表への影響を踏まえ、当方では傾向エスカレートへの不加担のために、段階的に以下のような対策を進行中です。

1/出版・編集者マニュアルへの協力願いの記載(1996)
2/オフィシャルホームページでのホモパロディ不承認の方針表明(1998)
3/著作権主張に抵触する項目の発表(1998)
4/サークル・リーダー、ホームページ管理者、会議室議長への協力願い(1998〜)

またホモパロディ販売などを行っているサークルには、上記対策の第3段階以降、以下のような段階で対処してゆきます。

1/作家または出版社からの直接注意(削除、販売中止の要請など)
2/直接交渉の中止と最終警告
3/法的措置

サークル・リーダー、ホームページ管理者、会議室議長の方におかれましては、テキスト最下部に記します「著作権主張の可能性がある項目」に留意しての活動をお願いいたします。
これは、「著作権について」や「サークル活動等のガイドライン」記載されているものと、同じ内容です。

●特にホモパロディの発表・販売・宣伝は、作家または出版社からの直接注意の対象となりますので注意してください。
●その他の項目に付きましては、リーダーの方が、他の参加者・製作者に注意を促してください。
●特に4〜7の項目は、ホモパロディに直接関係するものなので、警戒してください。
印刷物や議事録など、保存・配布される記事においては、これらの項目に抵触する記述の削除をおすすめします。
●またホームページ、会誌、会議室などに、「サークル活動等の基本条件」に記載しました「著作権主張の可能性がある項目」を表示していただくと、大きな助けになります。

●作者または出版社から直接注意を受けた場合は、すみやかに指示に従ってください。
●この段階での要請が無視または拒否されますと、当方及び出版社では直接交渉の中止、法的措置への移行を余儀なくされます。
●直接注意や、その他の著作権問題に関連して、サークル等から出版社・作家宛に送られた拒否・質問・抗議などの文章や、印刷物・ホームページなどに発表された関連文章等は、証拠として第三者に保管・提出される可能性がありますので、ご注意ください。

できるだけ多くの人が、安心して作品を読んでゆけるように、どうかご協力をお願いいたします。

またこれら予想外のムーブメントや将来の問題に関して、当方では現在良心的活動をなさっているサークルと連絡を密にし、結束を深めて行きたいと考えています。
質問や、お困りの問題などありましたら、遠慮なくご相談ください。

1998年11月
獸木野生


著作権主張の可能性がある項目

●獸木野生作品を扱ったサークル活動・ホームページ・印刷物配布に関して、以下の項目に抵触する活動には、著作権を主張し、法的な措置を検討する可能性があります。

1/オリジナルのロゴ、カットが転載されている
2/獸木野生作品キャラを使ったセックスシーンを扱っている
3/獸木野生作品キャラを使ったホモパロディを扱っている
4/作品に対する性的憶測がくどく展開されている
5/ギャグ的解釈シリアスな解釈を問わず、作品内でゲイでない同性同士が恋愛関係と記述・描写されている。
6/シリアスな解釈において、作品内でゲイでない同性同士が恋愛関係になりうる可能性、または意志があると解釈・記述されている。
7/獸木野生本人がポルノまたはゲイパロディを歓迎・奨励しているという解釈がされている
8/作品の内容と解釈がかけ離れた記事や描写があり、作品本来のジャンルに対する誤解を生んだり、イメージを損なう可能性がある
9/名誉棄損に該当するような中傷がある(作家関係者を含む)
10/作品・作家を攻撃する内容である
11/以上の項目に該当するホームページ、サークル、印刷物などの宣伝または販売を行っている


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