日本が本気出せば
これだけできるエコ発電(現在原発54基) <新エネルギー・産業技術共同開発機構(NEDO)他>
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○ソーラー = 原発・火力30基分
○風力 = 原発・火力782基分
○地熱 = 原発・火力20基分
○中小水力 = 原発・火力28基分
○エコ電力が増えてさらにいいこと = 15万人以上の雇用増加<GP試算>、国、地域ともエネルギー自給率が上がる、CO2出ない、燃料無限(ウランは有限)でタダ、使うところの近くで発電するので、送電ロスなし。
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今のムダを減らせば電力の余裕が増える
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○発電所でムダになる燃料エネルギー = 60パーセント以上
○送電時のロス = 3.5パーセント
発電所の他、工場や家庭もでロスの少ない設備や機器に切り替え、断熱や換気の見直しでロスを改善することで、より多くの電力がまかなえます。
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事故があってもなくてもココがダメな原子力
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○お金かかりすぎ = 建設、維持(停止中のものを含む)、稼働しなくなった場合の膨大な撤去費用、どんどん増える放射性廃棄物の処理、事故時の経済ダメージなど果てしなくお高くつきます。
○危なすぎ = 自然災害、事故時はもちろん、通常も関連施設で働く人などの被爆、日常的な放射能放出、プルトニウム、廃棄物などの輸送時の危険。テロや戦争時には恰好のターゲットに。しかも何かあってもそばも寄れないので収拾がたいへん。
○問題ふえ過ぎ = 発電すればするほど廃棄物が増殖してしまう(リサイクル可能なエネルギーと言われていますが、リサイクルしても余るほど核のゴミが出ます)。事故などで操業停止してしまうと維持費や撤去がたいへん。また大きな供給量をまとめて担うので、止まってしまうと大混乱に。 もちろん深刻な事故に至ると最悪国内はもとより他の国にまで被害波及し、いつ終わるとも知れぬ長期的影響を及ぼす。
○看板ほどCO2削減効果ないし = CO2出さないという売り文句にしては、ウランの採掘から廃棄物処理までの全行程でCO2を出し、火力発電と組み合わせて運転する必要があるため火力発電もなくせなくなる。またCO2は今後5〜10年でたくさん減らす必要があるのに、新しく原発を作るには10年くらいかかってしまう。
原発で働いていらっしゃった平井憲夫さんの言葉、「原発がどんなものか知ってほしい」もウェブで読むことができます。
原発がどんなものか知ってほしい
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原子力依存症から立ち直る
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○明日からすぐに原発なしの暮らしに切り替えることはできませんが、生活や企業方針の方向転換、意思表明や節電などの行動の積み重ね、原発をひいきしない政治家を選んでに活躍してもらうなどで、政策を見直し、上のようなムダを減らして、段階的に原発依存型システムからエコエネルギー社会を構築することが可能になります。
そして何よりわたしたち一人一人が原発への妄信から目覚め、「原発なしでは生きて行けない」という先入観を捨てることが第一歩となります。
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随時アップデート福島第一原子力発電所事故Q&A
●[原発は安全] [原子力は安全な発電方法]
すべての発電方法に「最悪の場合の被害」が想定されるが、原発はそれが最も深刻・広範囲に渡るという意味だけでも根本的に間違った文。
・「原発はふだん一部に対してを除いて安全だが、なにかあった場合はあらゆる発電方法の中で最も危険」 ・「原子力はあらゆるプロセスと状況で最も危険性の高い発電方法だが、一応高度な技術で安全管理されてはいる」 などがより正確な表現。
●[バランスが大切]
元々は環境団体などが反原発キャンペーンなどで
・「原発をやめるためにはいろいろなエコ発電をバランスよく組み合わせて行くことが大切」 と説いていたのを電力会社側がパクり、「電力の安定供給には水力・火力・原子力をバランスよく組み合わせることが大切」と宣伝文句に使ったもので、オリジナルの文章に原子力はもちろん含まれていない。
●[原発なしで日本のエネルギー需要をまかなうことは不可能]
今は一般にも合い言葉になってしまった文章だが、そもそもは原発推進過程で推進派から発せられた主張で、どんどん原発を作り、原発依存構造を築くことで具現化された。エネルギー政策を180度転換すると、文は単純に
・[原発なしで日本のエネルギー需要をまかなうことは可能] と変わり、どんどん原発をエコ発電に代えて行くことで現実化される。
●[原発あってもなくても]
このサイトのタイトルで、「原発はあってもなくてもどうでもいい」という文を縮めたものだが、サイトの趣旨では原発はないほうがいいので、ぜんぜん意味は合っていない。単に語呂がおもしろくて使われたタイトル。
Mar.21.2011
●積極的に活動なさっている方、専門的に勉強なさっている方は、ここで紹介されている内容について、あまりにおおざっぱであるとお感じになるかも知れませんが、このサイトでは複雑で難解な環境問題のおおまかなアイデアや全体像を、まったくの初心者にも最初のステップとしてつかんでもらえるよう構成を心がけました。どうかご了承ください。
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