レオ・ネロ Leo Nero
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PALM第8話「午前の光」で、ジェームスと駆け引きを展開するマフィアのドンとして登場したキャラクター。ジェームスが子供のころから知った仲で、敵か味方かきわどいポジションの存在。 レオ・ネロは、マフィアがぞろぞろ登場する「午前の光」執筆の勉強のために、1、2、3のDVDを揃えて観ていたあの「ゴッドファーザー」の晩年のアル・パチーノと、自分の兄のイメージをミックスしてデザインしたキャラクターだ。
モデルのひとりになったわたしの兄は、わたしに2番目に歳が近い兄弟だが、わたしより16歳年上で思えばジョイとカーターくらい年齢差があり(彼らは18歳差)、わたしが物心ついたころ独立したので彼らと同じくらい離れて育った兄弟で、しかも母親が違うが、わたしが30を過ぎてから運命のいたずらで強い因縁と縁で結ばれるようになった。
兄はわたしでもちょっとびっくりするような振幅の大きい人生を送った人物で、いつも優しくて控えめな態度だが、少年のころ交番のおまわりさんと仲良くなってしまうほどの札付きだったからか何なのか、見かけがなんとなくやくざっぽくて、同性の人と普通に話していても相手の体がほんの微妙なアングル後ろにいつも傾いている(ように獸木には見える)、独特の空気感の持ち主だ。
「午前の光」に登場した他のマフィアのおやじさんたちもみなすごい人相をしていたが、その中でもレオ・ネロは特に「鬼気迫る人相」という設定だったので、兄とアル・パチーノのイメージのミックスはこれ以上ない掛け合わせだったと思う。
ちなみに兄の若い時のイメージはちょっとカーターのデザインにも反映しているので、今の段階では晩年のカーターはレオ・ネロのような容貌になるかもと予想されている。
2006年8月 |