はPALMシリーズ「星の歴史」のためにデザインされた新世代キャラクター。サロニーや、フリス・モルダーなどと同期のキャラクターグループに属する。
彼は刑務所の中で、ジェームスの相棒兼参謀だった「刑務所のカーター」(肩書き上はカーターがジェームスのボスなのに対し、彼は副官だったが)(ということはボアズは「刑務所のアンディ」?)。ややほんわかムードのカーターと比べて、手堅くどっしりした、質実剛健サポートでジェームスをバックアップしてくれた。「彼は大人だった」と、刑務所仲間の人望も厚い。
「星の歴史」につづいて発表された「オールスター・プロジェクト」でもレギュラーとして活躍。
●性格
「なんで彼が刑務所に?」と思うほど、堅気な実直人間の彼(レスリング試合中の死亡事故によって服役)。副官と言いつつ、ム所仲間はほとんど彼が仕切っていたし(ジェームスも誰と組むより、この人と組んでた時が一番楽そうだった。)、管理能力、統率力に長けたリーダータイプでもある。人呼んで「PALMの学級委員長」(わたしが呼びました)。
気配りも細やかで、自分の出所が決まって思わずはしゃいだあと、誰からも手紙の来なかったボアズに「馬鹿騒ぎして悪かった」とか、あやまったりもする。強くて優しい巨人なのだ。
●身体・容貌チェック
ティットは身長198センチのジェームスより少なくとも30センチは長身、馬場さんくらいある、PALMで1、2を争う大男だ。ジェームスが大型犬のケントを抱えて歩くみたいに、ジェームスを抱えて歩くことができる。
そしてPALMには意外に数の少ないスキンヘッド。盛り上がった太い眉と、座った鼻の「だるま顔」。彼のつながった眉は、スペイン系の血が入っていることの証明らしい。
●特技
ラリアート。「オールスター・プロジェクト」の闘争シーンで炸裂。たまりまへん。
●究極奥義
<撃てるもんなら撃ってみろ攻撃>
彼は飛び道具の類いはほとんど使わないので、相手に銃を向けられたときは大体丸腰。でもなぜかつおい。絶対負けん。気迫が違います。
●弱点
カーターと同じく(?)ジェームスにホモネタのギャグをかまされるのが、とっても苦手。逃げの一手のカーターと違い、怒ります、彼は。「奴とレスリングは絶対やらん!」(こういう言い方ではありませんでしたが・・)の一言が、とても印象的でした。
●仲良しは誰?
ジェームスと親密だった人々のひとりとして知られる彼だが、そういう人々の中では、「彼とうまく一線引けてた」珍しいひとり。一線引くというと、なんか別の人を思いだすが・・・そうそう、あのアンジェラ。なぜかよく似たタイプのそのアンジェラとティットは、しっかり者同士でいいコンビネーションかもしていた。
また「オールスター・プロジェクト」後半の逃亡シーンでは、現ジェームスのボスで時に激情派タイプのカーターと、あくまで沈着冷静な持ち味のティットのコントラストが話題に。
それにしても・・・ティットの奥さんてどんな人なんでしょう?「かわいい奥さん説」と、「実力派のかあちゃんに、人知れず尻に敷かれてる説」と、二説あります。
●みぐいですか
自称耽美趣味の友人がアシスタントをしてくれて、彼のトーンを貼ってるとき、冗談まじりにぽつんと一言、「獸木さん、こんなみぐいものよく描けますね。」。
え?みぐいですか?そんなことはないよねえ。
こう見えてもティットの女性読者の支持率は高い。信頼に足るその実力と人望で、作品の内外を含めほとんど悪く言う人のいない、いわゆる「一目置かれる」タイプのキャラだ。
日本人女性は(男性も)外見の「きれいさ」しか興味がないみたいに言われることがあるが(でもって正直わたしもそうかもと思うこともありますが)、違います。
そしてティットの顔の真ん中あたり、目と鼻と口の集まってるエリアに焦点を合わせてじっと見つめてみてください。かなりいいお顔です。
●お歳はいくつ?
作者も今知りましたが、あのケリー・ロジャースと同じ歳。カーターより2歳年下、そしてカーターの婚約者ジャネットより1歳年上。
●占いデータ
獅子座、ライフナンバー8、卯年生まれ。
ティットの誕生日の7月30日はアーノルド・シュワちゃんから取ったものです。
2000年5月15日
特別付録/ティットの描き方
分割ボールの輪郭に、
後頭部のラインを足すところと、
いかつい眉とかわいいお目々がポイント。
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