『ガジェット』の場合、基本的に文末シーンを挿絵にしてきたので作ったって使えないと知りつつ、どーしても3人一緒に車に乗ってるシーンを自分の目で見たくて作ってしまった未使用挿絵。
場所的には最終章の中盤「そーだけど!」「そうだけど?…けど、なんだよ」「………けど………」と、まるで「となりのト●ロ」の「夢だけどー」「夢じゃなかったー」「夢だけどー」とサツキとメイが庭で踊っているようなやりとりあたりでしょうか。(笑) ヨシュアが運転してる時は(違うトラックだが)オリヴィエとリュミエールは荷台に乗ってたのに、オスカーと3人だったら窮屈でも迷わず3人フロントシートに乗り込むってのが、私の想像だ。(笑)
さて、今回の挿絵は岸田の要望で全編3Dで制作することになったわけだが、 全22話という中堅愛好会の通常創作では前代未聞の作品に、これまた出来るかどうかもわからない3Dのボディを使って挿絵をつけるなんて無謀と言えばあまりに無謀な挑戦であった。 連載というカタチで数話アップした後、一度見えてしまえば異常に早い岸田の執筆。(<まじ) 毎日のように「ガジェエット第○話〜」と岸田から原稿が届きはじめた。
ほぼ全体が見通せる段階になって(<約一月)(笑)、私もその勢いに押され彼等が絵として動き出す。
喉元過ぎた今では楽しい想い出しか残っていないが、ナイフやハサミ、背景セットといった小物作りも彼等が主役でなければ到底作る気力もなかったものばかりである。 |