ケロちゃんちのブチとシロ
名前/ ブチとシロ
性別/ オスとメス
ブリード/シャム猫と日本猫の混血
毛色/シャム猫柄と三毛
保護者/ケロちゃん
「獸木さんちのアイボリー」のコーナーを読んだ方はご存知の通り、アイボリーには二匹の兄妹がいた。彼らにまだ名前がない間、ウキウキモンキーさんとわたし獸木が勝手に「スラッシュ&ドットコム」と呼んでいたあの猫たちである。
アイボリーがマンション猫として成長していたころ、彼らは自然に囲まれたのびやかな環境ですくすくと育ち、シロとブチと命名された。
そういえば彼らが生まれて数ヶ月も経たないころ、お母さんだったシャム猫(は交通事故で死んだが、これはまた別の話である。
元々ご近所(比他の日本の友だち)であり、飼い猫が兄弟同士であることによって、獸木の親戚となったケロちゃんは、たまに獸木が泊まりがけで出かけるときアイボリーの面倒を見てくれたのだが、彼女はしきりと「アイボリーは小さい!」「片手で持てる!」などと言う。
アイボリーを養子にもらった当時、まるで3匹の白い虫のように草の間を跳ね回り、人に慣れていなかったため体の模様はおろか性別さえもまるで見分けがつかなかった3匹のちびちょんたちも、育ってそれぞれの個性を発揮しはじめたらしい。そしてシロとブチは、お父さん(まことちゃんという白い日本猫)似で、アイボリーよりもかなり大きいらしい。
そしてついに養子縁組みから半年ほどしたある日、獸木はカメラ持参でケロちゃんちにお邪魔。今回このサイトにアップした写真をゲットしたのであった。
近所で「にぎやかな顔の猫」という評判だというブチは控えめなケロちゃんの評価に反してなかなか貫録ある美人、そして子猫の時最も美形だったシロは去勢されたアイボリーに比べてずっと男っぽく、しかもケロちゃんのあとを犬のようについて散歩するような、超なつっこい名猫(?)になっていた。
しかし彼らは確かに大きい!このコーナーの写真と、今回同時にアップした「アイボリー探検隊(動物分室エッセイ)」の写真の大部分はほぼ同時期に撮影されたものだから、比べてみれば一目瞭然である。
お母さんが小柄だったとはいえ、兄弟でもこんなにいろいろなサイズや個性に育つのだから、生き物は不思議だ。おまけにまだ生後7ヶ月弱しか経っていないわけだから、今後の展開も大いに楽しみである。
<2002年1月>
ケロちゃんちの池で金魚を物色していたシロ。半洋猫ながら日本画の趣。/Photo by Yasay Kemonogi
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