THE WORLD「動物物語」
ペンネームが獸木野生というだけあって、獸木はどえらい動物好きである。
人間の話は楽しいが、動物の話も書きたくって書きたくって、長年悶々とした結果、この作品が生まれた。
でも獸木の恩師、偉大な小川哲男先生(BIGCAT NEWS参照)はおっしゃった。「『人間』を描くのが芸術。擬人法で動物を描くことはあっても、その動物は人間を指している」
ごもっとも!
そんなわけでTHE WORLDはとっても半人半獣な物語となった。人間がいて、動物がいる。動物は人間となり、人間は動物となる。交錯する二つの世界は、混じりあい、不思議な音楽を奏で出す。
あなたの隣にいるその人が、実は人間ではなかったら?あなたのそばにいるその生き物が、実は人間だったら?
様々な命と魂が混在する世界、精霊のいる世界THE WORLDはそんな“世界”だ。

 
 THE WORLD「王族物語」
THE WORLDの主人公はふたりの王様だ。
人間を含むすべての動物の精霊の王キング・オブ.ホワイト・ワイルドキング・オブ・ブラック・ワイルド。これをそれぞれあのジェームス・ブライアンエティアス・サロニーが演じる。
食うに困る心配も、病気や死の心配もない、文字通りお貴族様の彼らの最大の敵は、退屈と孤独。無限に広がる時と空間のこの“世界”で、本当に彼らを惹き付けるものとは何なのか?そして彼らの存在理由とは?
様々な時間と空間に、様々な姿で現れる彼らの、果てしなく神に近い帝王ぶりに注目!

 
 THE WORLD「寓話集」
THE WORLDはPALMに次ぐ獸木野生の大長編オムニバス。 獸木は最短1年に一本のペースでPALM以外の短編を発表してきたのだが、これらは長年短編集としてまとめられることがなかったため(2001年に初めて短編集発表)基本的に掲載雑誌を買わないとされるPALM読者が見逃すケースが続出。 苦肉の策として短編の執筆を一時中止し、発想した短編をすべてオムニバス長編に組み込んでできたのがこのTHE WORLDTHE WORLDは、「ルビー・ブラック」のような完全な読み切り短編が約5つと、それよりもやや長めのメイン・ストーリー5つで構成され、メイン・ストーリーも短編色が濃厚。
基本的に散文的な短編の集合体となっている。

 
 THE WORLDのテーマは「進化」
生命の歴史は進化の歴史。そして絶滅の歴史。すべての生命は進化の道をたどり、あるとき絶滅に続く岐路に至る。二つの道を分けるのは、単なる偶然か?運命か?生命が絶滅を回避し、常に進化の道を選ぶ術はあるのか?そのキーワードとは何か?
THE WORLDのテーマは「進化」
そして「循環」
PALMにこだましていた、あのリフレインが、この物語にも響き渡る。




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COMIX  THE WORLD

Chara Comics版/徳間書店刊

THE WORLD1/コーの白
The World Vol.1 Sanctuary

THE WORLD2/
ルビー・ブラック

The World Vol.2
Ruby Black / The Luck Cat

同時収録/花の贈りもの

THE WORLD3/大いなる神の手
The World Vol.3
Great God Hands The Deer

THE WORLD4/架空の線1
The World Vol.4
The Border or The World War

THE WORLD5/架空の線2
The World Vol.5
The Border or The World War

同時収録/スカイスクレイパー

徳間書店Charaオンライン・ショップ
http://www.chara-tokuma.jp/



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