私・・・何をしているのかしら・・・。
ロザリアは、またもや自分の行動が整理できずにいた。
中等部時代から信頼を積み上げ・・・(以下同文)。その彼女がアンジェリークに肩を貸し、今度は夜の男子寮に忍び込もうというのである。
目的はひとつ。
アンジェリークが「オスカー先輩に直接謝るのを忘れていたっ!」なんて言い出したからだ。
今度こそ本当に生徒会長に迷惑が掛かると説得したが、這ってでも行く!というアンジェリークには勝てなかった。おまけに無駄に終わった説得のお陰で真夜中になるし・・・。
見つかったら洒落になんない・・・なんだかトホホなロザリアであった。
《続く》