「何事でしょう?今のは、ランディのようでしたが・・・」
とつぶやくリュミエールの顔には、うっすらと笑みさえこぼれているように見える。
「何?何?どうしたのかしら〜?。」
面白がっているような声をあげるアンジェを先頭に皆、野次馬のごとく部屋を飛び出していく。
混乱した意識の中で、めまいを感じながらあたしも、ドアへ向かおうとした・・・
とその瞬間!!肩を後ろから掴まれた!
がっしりとした手・・・マントの裾が見える・・・
(オスカー様?!!!!!)
そうつぶやく間もなく、あっという間に後ろから抱きしめられる。
その力強さに、振り返ることさえできず、彼の表情さえわからない!!
《続く》
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