記念すべき初創作、です。
これを書くことで、私の人生様変わりしました。いや、マジで(笑)。
活字を書くのは大好きだったけれども、小説、パロディ創作なんて書けるとも思っていず書いてみようとすら思ったこともなく。こういうことは自分からもっとも遠いトコロにあるものだと思ってた私にとって、この降って湧いたような『のちのおもひに』の存在はでかいです。
WONとの単なる(しかし既に放談並のテンションではありました(^^;)アンジェについての会話の中で、この話の原型となるような話が出て。その設定を予想以上にWONが喜んだので、調子にのって書き出したのがこれでした。しかし、この時点では誰にも、WONにさえも読ませるつもりは無かったです。っていうか、完成しないと信じていた(笑)。何故に「書いてみようかな?そうしよっと!」などと思ったのかすら今となってはわからない。しかしそれが今じゃあこんなにはまっちゃってもう・・・世の中異なもの味なもの。
決して短期間につらつら書けたってわけでは無いとは思うのですが、なんかもーよく憶えてません、どういう状況で何を思って書いていたかってのは。今もそうなんですが、超絶遅筆で最初に考えはじめてから書き終わるのにあれだけ時間かかる、その間も結構うんうん唸ってたりしてたよーな気もする、だけど、終わった直後にきれいさっぱり忘れてしまうんですよね。昨日思いついて一晩で書いちゃったんだと誰かに情報操作されたら「そうかも」って簡単に騙されてしまうだろうほどに(それって単なるノータリン・・・)。
上手い具合に完結したらラッキー、そしたらWONに見せてみてもいいなぁ、なんて気楽なところで書いたせいか、後に続く創作よりもずっとすっきりしている感があります。創作に具体的な感想をいただくことはあまり多くはないのですが、そんな中、この話を好きと言ってくださる方多いのも、そのせいかなあとか思ってます。
ですが。私にとってはこの話、今やっていることと同列にはどうしても思えないです。最初にしてイレギュラー(笑)。全然中堅組の話ではない、というのも勿論なのですが、どこか他人事というか・・・自分が書いたんじゃない的な距離感があります。門の前に綺麗な布にくるまって捨てられてた可愛い赤ん坊、みたいなー(・・・どうしてそういうたとえをするんだ、アンタは!)。なんかわりかし褒められたりして良い子なんだけど、私の遺伝子何も無いし、てなこと何となく思ってしまうのは自分でも不思議です。でもどーしても思う。この先何をどれだけ書いても、この話はきっと特別で、冷静に云々するというようなことは無いんじゃないかと思います。処女作ってそういうもんなのかもしれませんが(って、よくわかんないで言ってますが)。
そんなこと言いつつも、今もなお枯れるを知らぬ勢いで続く「中堅愛好会」が、この降って湧いたような小説をきっかけに生まれたことには間違いはなく、それ以後様々な幸福をくれたということには本当に感謝しかないっす。とはいえ何に感謝したら良いのかわかんないので、私(とWON)は「中堅の神様」というのを最近は捏造して代わりに崇め奉っております。単に中堅3人のことなんすが(馬鹿・・・)。