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アクションや団体をサポートする
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○基本知識
個人で活動している人を激励する、特定のアクションに賛同する、活動団体をサポートする、街頭募金に小銭を寄付する、こういったことはすべて活動に対するサポートとなります。
基本は「自分よりも積極的な活動している人たちを応援する」ということです。こういうと自分はなにもしないで人任せな感じがしますが、実は一般の人が、自分の生活のリズムをくずさずコンスタントにできる重要なアクションのひとつです。
例えば世界的環境団体のサポーター・システムなどはその最も高度に洗練された形で、一定の会費でサポーターが自動的に(自分がした環境破壊分をいくらかでも埋めるための)還元・支援ができ、同時にニュースレターで問題の詳細やアクションの情報を入手しながら、突発的でなく日常的にサポートでき、現代のスタンダードなサポート方法となっています。
ピース・メイキングに関しては、常に存在するサポーター・システムを持った世界的メジャー団体というのはまだ現れていませんが(もちろんそういうシステムを持たないものや、小さいものはあることでしょう)、大きな戦争が起きると、普段は別の分野で活動している団体や個人が呼びかけ、大規模なネットワークができます。
PEACE ON EARTHトップページで紹介ているCHANCEなどはその代表的な例です。
またグリンピースなど、核問題などを専門分野のひとつにしている環境団体などは、戦争勃発時に非常に敏速な対応を見せるので、こういった団体に平和時からアクセスして情報を得ておくのもひとつの方法です。
実は獸木は、湾岸戦争当時、反戦表明の仕方がわからなくてくやしい思いをし、ピース・メイキングのための情報を得ようと環境団体のサポーターとなって、ついでに(スミンマセン・・・)環境問題も勉強したのでした。(でももちろん現代では戦争と環境・人権など諸問題はかなり密接に結びついています)
では、具体的なサポートの仕方とはどういうものでしょう?以下に書きだしてみます。
1 励ます
団体、ネットワーク、有名人、個人などのアクション・意見表明には激励や賛同を伝えてサポートしましょう。
特に身近な人が活動やサポートをしていることを知ったときは「いいことだね!」「がんばって!」と励まして、自分も同じ考えであることを知らせましょう。「どういう活動をしているの?」と質問すれば、きっと詳しく話してくれて参考になることでしょう。素朴なようで、非常に強力なバックアップ方法です。
2 紹介・宣伝をしてあげる
これも効果的なバックアップ方法です。SNSやブログ、ホームページで紹介したり、リンクを張ってあげる、お店など人の集まる場所のオーナーなら、フライヤーやパンフレットなどを置くこともできるかも知れません。ホームページでバナーの提供を行ったり、フライヤーやポスターをダウンロードできたり、また設置用パンフレット等を提供してくれるところもあるようですので、活用してみてください。
3 賛同者になる
アクションなどの場合、ホームページなどに「賛同する」という項目があるものがあります。これはただ単に名前を賛同者リストに載せて公表するだけで、大体署名と同じような意味があります。ただこの場合は名前(ハンドルなどでいい場合もあるようです)だけで、もちろん住所などは公表されません。グループや団体として賛同することもできます。
4 署名やカンパに参加する
「メールで嘆願しよう!」のコーナーで紹介した、メール・アクションや署名に参加することも立派なサポートになります。
カンパは随時つのっているところが多いので、自分の気持ちで参加しましょう。イベントなどが催された場合は、会場でカンパすることもできます。
5 ボランティアをする・アクションに参加する
ボランティアは、団体の大小、アクションの種類を問わず常に求められていて、当然最も強力なバックアップとなります。
アクションは参加が一般に呼びかけられる場合とそうでない場合がありますが、参加する場合は主催団体の指示をよく聞いて、慎重にそれに従いましょう。
ピース・メイキング・アクション場合、いちばん大きくて一般的なものはピース・パレードですが、詳細は「ピース・パレード」の項目に書いておきますので、チェックしてみてください。
6 サポーターになる
サポーター制度を持っている団体なら、会員としてサポートすることができます。ボランティアほど直接的ではありませんが、基本知識でも書いた通り、コンスタントで簡単かつ充実したサポート方法と言えます。
もちろん、サポーターにならなくてもメールなどのアクションやカンパへの参加、ホームページなどからのアクセスは可能です。現在ではホームページなどから、会員とほとんど変わらない情報をゲットすることができますので、利用してみてください。
7 悪口を言わない
自分が何もしないのに人が善行を行っていると、あるいは人が自分以上の善行を行っていると、誰しも罪悪感や劣等感を感じるものです。しかしだからといってアラを探したり攻撃したりすることはもちろん不毛です。
攻撃は活動している人の足を引っ張るだけでなく、破壊行為に対する大きな助けとなってしまいます。
もちろんあなたが戦争や破壊行為を心から喜んで助長したい場合はこの限りではありませんし、もしそれらに反対なのに上の1から6までのどれもしたくないと言うのなら、それも理解に苦しむ話ですが、せめて悪口や文句を言わないように心がけましょう。益することあたわざれば害をなすなかれ。謙虚な気持ちを忘れずに。
○ここが不安??
団体やアクションのサポートをするときの一般的な心配は、「特定の宗教や政党に関係していないか」「カンパや、サポーターになる際の会費などをぼったくられないか」の2点だと思います。
特定の宗教や政党に関係していない団体やネットワークは、たいがいその旨を大きくうたっていますので、まずチェックしましょう。Ecoegg内「環境団体リンク集」「Ecoegg
manual」「PEACE ON EARTH」で紹介しているネットワーク、団体は、特定の宗教や政党に関係していないことを確認しています。
またカンパ、会費などの金銭は一切強要されません。もし強要されることがあったらその団体は間違いなくニセモノですからすぐ手を切りましょう。
サポーターの会費なども大体プロバイダ料金くらいのリーズナブルな設定が一般的です。
前記のとおりサポーターにならなくてもアクセスやアクションへの参加は可能ですし、非営利という団体の性質上、金銭面のバックアップよりも上記で紹介した他のバック方法のほうがより尊ばれています。もちろん、アクションやボランティアへの参加も一切強要されることはありません。
2003年5月
獸木野生
1
サポート(アクションや団体をサポートする方法) |
2
メール(メール、署名などで意見を伝える方法) |
3
メッセージ(個人でメッセージを発信する方法) |
4
ピース・パレード(参加や応援の方法) |
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