森山達也。
デビューして20年以上たった今でも、失せることのないカリスマ性。彼に出会ったもの達が感じる森山達也の魅力とはいったい何なのだろう。
わたしもThe Mods--森山達也の魅力の虜になった一人。でも、デビュー前のモッズが大好きだった私は、その頃の歌を封印したMODS(モッズ)に少しだけ絶望している。
ただ、絶望感さえ感じているのに私はモッズの魅力から逃れられない。
モッズにあの頃の歌を歌って欲しいという私の夢を友人達に語ると、みな同様に「現役のミュージシャンにそれを求めるのは失礼だよ」という返事。
私は、昔のモッズを追いかけているだけなのだろうか。
「デビュー前の曲を封印したモッズ」。「今のモッズ」。・・・私はそれを支持しているのだろうかと自身に問いかけてはみても答えは見つけられない。
あの頃の曲をピックアップしてステージでやることが、なぜ現役のモッズのイメージを壊すことになるの?
ミック・ジャガーが某公演直後にマスメディアの人に求められたインタビューで、「何をやるかではなく、誰がやるかが重要なんだ」と言っている。
森山達也がデビュー前の曲をやったからといって、それがモッズのダメージになるとは思えない。当時の曲を今の森山達也がやったからといってナツメロ気分で聴くやつなんていない。
森山達也がそれをやるなら。
森山達也のカリスマ性が消えうせるまで、
この夢も消えることはない。